2007/02/16
精密圧着ペンチ 圧着テスト (ヒロセDF13編②)
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
精密圧着ペンチを使って圧着テストをしてみました。
ヒロセ電機/1.25mmピッチコネクタ DF13シリーズ②
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
前回のヒロセ電機製のDF13シリーズコネクター検証の続き
としてAWG#28のコードを使い検証を行いました。
[ご覧の皆様へご注意]
本ブログ検証内容は弊社独自の社内検証によるもので端子
メーカー様には一切関係ありません。本件について端子
メーカーへのお問い合わせも一切ご遠慮下さい。
正しい圧着要領については各端子メーカーの仕様書に
従って行って下さい。
本製品は汎用製品の為、圧着性能についての保証はあり
ません。また保証書等の発行も行っておりませんので
ご注意下さい。検証結果についても圧着を保証するもの
ではありませんので予めご了承下さい。
[使用した工具]
・精密圧着ペンチ/PA-09
・ワイヤーストリッパー/PA-14(極細線用)
・精密ピンセット/PTZ-02

ヒロセDF13シリーズ
1.25㎜ピッチコンタクトピン
適合電線:AWG#26~#32
ヒロセホームページ
http://www.hirose.co.jp/
製品ページ
http://www.hirose.co.jp/products/DF13_5.htm
使用したワイヤーコード:AWG#28
———————————————-
さて第2回目の圧着検証は前回のヒロセのDF13
シリーズの第2弾としてAWG#28のコードを使用して
圧着テストを行ってみました。
———————————————-

DF13の仕様書にあわせて
ストリップ長1.2~1.9㎜の
長さでストリップしました。
■圧着検証の手順
①芯線(銅線)部の圧着


コンタクトピンの向きを被覆側を手前にして芯線部バレルを
1.0ダイスに差込んで奥まで入ったら保持します。
ピンが傾かないように真っ直ぐ挿入するのがコツです。ピンが
傾いていると正確にバレルを曲げられず、またピン自体を変形
させる要因になります。
芯線バレル位置がダイス板厚と合うよう位置を合わせます。
次にストリップしたコードの銅線部を芯線バレル部に挿入し
位置合わせを行います。被覆部分を芯線バレル部にまで差込
まないよう注意します。


合わせたコードの位置がずれないように注意しながらゆっくりと
ハンドルを握って圧着します。強く締めすぎるとピンの変形や
断線の恐れがありますのでご注意下さい。
圧着が完了したらダイスから外して仕上がりを確認します。
ご覧のように銅線部がしっかり圧着出来ているのが確認
出来ます。
※圧着精度に関して
本製品は汎用タイプでラチェット機構もありませんので圧着精度
(圧着強度)は個人の握力や加圧量などによって差があります。
また使用端子や電線種類によっても圧着精度に差があります。
本製品をご使用になる場合は、必ず事前に圧着テストを行い適
した圧着精度(圧着強度)を確認の上、本圧着を行って下さい。
②被覆部の圧着
次は被覆部の圧着ですがここで失敗の少ない被覆圧着のポイ
ントを少し記載しておきます。


今回はAWG#28コードで前回のAWG#32よりも太くなっており
ますので被覆バレル部をダイスへのセットする際、被覆
バレルが広がりダイスへ差込むのが難しくなります。
そこで予めこのバレルの広がりを上写真のように修正して
おくと被覆の圧着がスムーズでキレイに仕上がります。
※バレルの広がりを狭くし過ぎると逆に圧着に失敗すること
もありますので充分テストをしてから本圧着を行って下さい。


修正した被覆部バレルを1.0ダイスに差込み奥まで入ったら被覆
バレルの位置合わせを行いゆっくりとハンドルを握って圧着します。
コードの種類によっては被覆厚みが異なりますので手加減にて
圧着精度を調整して下さい。
芯線の圧着同様に必ず事前に圧着テストを行い適した圧着精度
(圧着強度)を確認の上、本圧着を行って下さい。強く締めすぎる
とピンの変形や断線の恐れがありますのでご注意下さい。

ダイスから取り外して圧着
の確認を行います。
被覆バレルがきれいに圧着
出来ているのが確認出来ます。
これで圧着作業は完了です。
③ハウジングへの装着
最後にハウジングへの装着テストを行います。


ピンのフックとハウジング挿入位置を合わせて挿入します。
カチッとフックがかかるところまで挿入します。
加工修正なしでハウジングへ一発挿入出来ました。
以上で圧着検証は終了です。
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
今後も各種端子の圧着検証を行ってゆきますので
ご期待下さい。
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
精密圧着ペンチ
ヒロセ電機/1.25mmピッチコネクタ DF13シリーズ②
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
前回のヒロセ電機製のDF13シリーズコネクター検証の続き
としてAWG#28のコードを使い検証を行いました。
本ブログ検証内容は弊社独自の社内検証によるもので端子
メーカー様には一切関係ありません。本件について端子
メーカーへのお問い合わせも一切ご遠慮下さい。
正しい圧着要領については各端子メーカーの仕様書に
従って行って下さい。
本製品は汎用製品の為、圧着性能についての保証はあり
ません。また保証書等の発行も行っておりませんので
ご注意下さい。検証結果についても圧着を保証するもの
ではありませんので予めご了承下さい。
[使用した工具]
・精密圧着ペンチ/PA-09
・ワイヤーストリッパー/PA-14(極細線用)
・精密ピンセット/PTZ-02

ヒロセDF13シリーズ
1.25㎜ピッチコンタクトピン
適合電線:AWG#26~#32
ヒロセホームページ
http://www.hirose.co.jp/
製品ページ
http://www.hirose.co.jp/products/DF13_5.htm
使用したワイヤーコード:AWG#28
———————————————-
さて第2回目の圧着検証は前回のヒロセのDF13
シリーズの第2弾としてAWG#28のコードを使用して
圧着テストを行ってみました。
———————————————-

DF13の仕様書にあわせて
ストリップ長1.2~1.9㎜の
長さでストリップしました。
■圧着検証の手順
①芯線(銅線)部の圧着


コンタクトピンの向きを被覆側を手前にして芯線部バレルを
1.0ダイスに差込んで奥まで入ったら保持します。
ピンが傾かないように真っ直ぐ挿入するのがコツです。ピンが
傾いていると正確にバレルを曲げられず、またピン自体を変形
させる要因になります。
芯線バレル位置がダイス板厚と合うよう位置を合わせます。
次にストリップしたコードの銅線部を芯線バレル部に挿入し
位置合わせを行います。被覆部分を芯線バレル部にまで差込
まないよう注意します。


合わせたコードの位置がずれないように注意しながらゆっくりと
ハンドルを握って圧着します。強く締めすぎるとピンの変形や
断線の恐れがありますのでご注意下さい。
圧着が完了したらダイスから外して仕上がりを確認します。
ご覧のように銅線部がしっかり圧着出来ているのが確認
出来ます。
※圧着精度に関して
本製品は汎用タイプでラチェット機構もありませんので圧着精度
(圧着強度)は個人の握力や加圧量などによって差があります。
また使用端子や電線種類によっても圧着精度に差があります。
本製品をご使用になる場合は、必ず事前に圧着テストを行い適
した圧着精度(圧着強度)を確認の上、本圧着を行って下さい。
②被覆部の圧着
次は被覆部の圧着ですがここで失敗の少ない被覆圧着のポイ
ントを少し記載しておきます。


今回はAWG#28コードで前回のAWG#32よりも太くなっており
ますので被覆バレル部をダイスへのセットする際、被覆
バレルが広がりダイスへ差込むのが難しくなります。
そこで予めこのバレルの広がりを上写真のように修正して
おくと被覆の圧着がスムーズでキレイに仕上がります。
※バレルの広がりを狭くし過ぎると逆に圧着に失敗すること
もありますので充分テストをしてから本圧着を行って下さい。


修正した被覆部バレルを1.0ダイスに差込み奥まで入ったら被覆
バレルの位置合わせを行いゆっくりとハンドルを握って圧着します。
コードの種類によっては被覆厚みが異なりますので手加減にて
圧着精度を調整して下さい。
芯線の圧着同様に必ず事前に圧着テストを行い適した圧着精度
(圧着強度)を確認の上、本圧着を行って下さい。強く締めすぎる
とピンの変形や断線の恐れがありますのでご注意下さい。

ダイスから取り外して圧着
の確認を行います。
被覆バレルがきれいに圧着
出来ているのが確認出来ます。
これで圧着作業は完了です。
③ハウジングへの装着
最後にハウジングへの装着テストを行います。


ピンのフックとハウジング挿入位置を合わせて挿入します。
カチッとフックがかかるところまで挿入します。
加工修正なしでハウジングへ一発挿入出来ました。
以上で圧着検証は終了です。
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
今後も各種端子の圧着検証を行ってゆきますので
ご期待下さい。
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