2009/06/12
こんにちわっ!e研究所の銀次郎です。
研究室で新製品開発にいそしんでおります。
工具の試作品を作る工程で表面を磨くとき粗仕上げに金工ヤスリを使っております。そんなとき気になったのがヤスリってどれくらい硬いのかな?硬い金属を削ることが出来る金属って?
さっそく調査!
「やっぱりヤスリは硬かった!」
硬さを調べる機械が何種類かありまして、硬度計ではマニアックなロックウェル硬さ試験機で調査してみました。一般的にはビッカース硬さ試験がナウいらしいですが、研究所近辺の流行はロックウェルのようですな。してその数値はというと・・・
HRC63~65! おぉー!これは硬い!どれくらい硬いかといいますと我がネジザウルスの歯より硬いということになります。
ネジザウルスの歯はカタログにも表記しておりますがHRCで56程度。これでも十分硬いのですが、根性だせばヤスリでネジザウルスを粉末にできるってことですね(笑)
テレビ番組でヤスリを焼入れするとき味噌をつけると見たことがありましたが製造会社によって塩やら泥やらをつける所もあるようです。 あっちっちのヤスリを一気に冷やすとき蒸気の膜で焼きムラがでるのを防ぐためと聞きました。ナルホド!まさにミソですな。